鹿の角きり

10月8~10日
鹿苑(ろくえん)角きり場で、鹿の角きりが行われています。
 
会場時刻の少し前に到着すると、もうすでにかなりな列が・・・・。
まずは神事から。
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勢子さんたちが、鹿の角に縄をかけて鹿を捕りおさえます。
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角をめがけて「十字」を投げられるのですが、なかなか縄が角にかかりません。
簡単そうに見えるのですが、難しそう (^^;)
 
捕りおさえられた鹿は、お布団のようなところへ連れて行かれます。
枕のようなモノも置いてありました。
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お布団の上連れて行かれた鹿は、口に水を含まされるようです。
鹿を落ち着かせるという意味があるそうです。
 
角を持っている青い衣装の方が、角を切り落とされました。
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ときには、こんなことにも!?
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古都奈良の秋を彩る「鹿の角きり」は、発情期で気の荒だった角鹿が町民に危害を与えたり、互いに突き合って死傷することが多かったため、1671年(寛文11年)に、興福寺奈良奉行の立合いのもとではじめたと伝えられています。
当初は、町の所々に柵を設け、その中に角鹿を追い込んで角きりを行っていました。
町民は家の格子(鹿格子または奈良格子とよばれる)ごしに角きりを鑑賞していましたが、昭和4年に現在の角きり場を設け、年中行事として行われるようになりました。
明治・昭和の戦乱期一時中断されたこともありましたが、現在まで継承されている伝統行事です。
オス鹿にとって大切なシンボルである角を切ることはとても残念なことですが、奈良の人々と鹿の共生の中で生まれた古都奈良ではの伝統行事です。
                                                      (当日配布の資料より)
 
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角きりを解説されてい方が、マイクでいろいろお話されるのですが
ときどき心のつぶやきであろう言葉が、マイクを通してつぶやかれていました (^^;)