子出来おんだ
2月11日、六縣神社で御田植祭が行われました。
お田植えの所作を行うのは大人ですが
拝殿の端では、子どもたちが座って所作を見ています。
ひとつの所作が終わる度「ぼちぼちやで~、ぼちぼちやで~」と声がかかり
「それ~っ!」の声とともに、子どもたちは所作をしていた人のところへ集まってきて・・・・。
しばらくすると、大人たちが子どもたちを引き離しに行きます。
牛さんも登場するのですが、面などはかぶらずそのまま牛役になられます。
首から下げられた竹の先には、椿の枝がついていて
その葉っぱをちぎって、まかれます。
このお祭りには、妊婦さん役が登場します。(男性です。)
お腹には小さな太鼓が入っていて、最後に太鼓が出されます。
(子どもが産まれたことを意味しているようです。)
種蒔きが行われ、おんだ祭りは終わります。
最初は静かに見ていた子どもたち・・・・
お田植えの所作が行われるたびに、突込みが入ったり
所作で使っておられる道具を引っ張ってみたりと
かなり元気が良かったです!
そしてこのおんだ祭りは、約1000年前から行われているといわれています。
今回、お祭り関係者の方に「いいですよ!」と言ってもらい、拝殿に上らせていただきました。