稲渕の綱掛神事
【稲渕の綱掛神事】
綱掛神事は、稲渕と栢森両大字に伝わる神事で、毎年1月に行われる。カンジョ掛神事ともいう。
子孫繁栄と五穀豊穣を祈るとともに、悪疫などがこの道と川を通って侵入するものを押しとめ、住民を守護するため神事といわれている。
稲渕大字の神事の特徴は、全体を神式で行うことである。飛鳥川の上に陽物をかたどった「男綱」を掛け渡し、神所橋と呼ばれる橋に祭壇を設け、神職が御祓いをする。一方、飛鳥川上流の栢森大字の神事は仏式で行うことが特徴で、「女綱」を飛鳥川に掛け渡しをする。
(明日香村 案内板より)
明日香村の稲渕で行われる綱掛神事に行きました。
(2012.01.09)
到着した時には、太いお綱は完成していました。
細い縄(?)を作られるところを見たのですが、職人技ですね!
シンボルに巻かれる綱の本数は、うるう年なので13本だそうです。
うるう年以外は、12本だそうです。
綱から出た余分な藁をカットしていかれます。
新旧のお綱
当然のことですが、色が全然違いますね。
いよいよ、お綱が掛けられます。
竹に、お札とミカンをさしてあります。
役目を終えたお綱が、片付けられていきます。
今年の神事は、例年より少し早められていたそうです。
開始時刻を調べて行かなかったのですが、神事を見ることができました (^^;)
今年は、ついているのかも!
無事神事が終わり、ミカンの付いたお札をいただいて帰りました。
栢森の女綱をまだ見たことがないので、一度見に行ってみたいなと思います!!