奈良筆作り体験教室

「奈良筆の仕上げと練り混ぜ体験
あなたも工芸士と一緒に筆作りをやってみませんか」という案内をいただいたので
なら工藝館に行ってきました。
                                               (2012.02.12)
 
昨年もこちらの体験教室へ行き、体験させてもらいました。
            ↓   ↓   ↓
 
 
昨年も教えていただいた職人さんがおられました。
「この筆で試書きをしてみて!」と言ってもらったので、早速。
 
         水書版に書いてみると、筆の柔らかさが全く違いました。       
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         次に、「仕上げ」を体験。
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         このお碗に入っているのは、「布海苔(ふのり)」。
         
お店に並んでいる筆の穂先が固められているのは、布海苔をつけてあるからのようです。
穂先に布海苔をしっかりとしみこませて、糸を巻き余分な布海苔を絞りだし
形を整えて完成させます。
職人さんは簡単に海苔をしみこませていかれるのですが、私はなかなか・・・・ (^^;)
出来上がった筆は、いただいて帰りました!
 
こちらに並んでいるのは、筆2本分の毛です。
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これらを練り混ぜて、筆を作っていかれます。
 
それぞれの毛を広げていかれます。
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次々と、広げた毛を積み重ねていかれます。
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その都度、くしを通していかれます。
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最初はクシがなかなか通らないので
左手親指で押さえられている竹の板を、しっかりと押さえておかなければなりません。
板の名前は何度も聞いたのですが、忘れました (^^;)
 
         種類の違う毛がどんどん、混ざっていきます。
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         見た目に種類はわかりませんが、色を見ていると混ざっていくのがよくわかりました。
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こちらの練り混ぜの体験もさせていただきました。
教えていただいたのは、こちらの写真の方とは違う職人さん
目の前で筆となる毛や道具を簡単そうに操っておられました。
私もやってみようと思うのですが
毛を広げていく作業も、全然広がっていかず・・・・
「手をこうして~」と言われる通りに真似をしようとするのですが、どうみても手が違う方を向いている・・・・
当然のことですが、難しいです (^^;)
 
でも、こういった職人さんの技を目の前で見せてもらい
自分もそれを体験できるというのは、スゴくよい経験となりました。
そこで思ったことは、「職人技のスゴさ」
そして、「筆は大切にしなくちゃ!」ということ
たまには筆を持たなきゃな!!