小倉の虫送り
奈良市でも虫送りが行われているところがあると知り
雨が降ったり止んだりという中、観音寺へ行ってみました。
お寺におられた方に聞いてみると
お念仏はあげてもらうが、(雨天のため)今日は松明をしないとのこと。
また、いつになるかをこれから決めるということでした。
(2012.06.16)
そして翌日、雨の心配がないお天気となったので、再度訪れてみました。
(2012.06.17)
すると、道路に灯りの準備をされていました。
ロウソクを入れる器は
近くにある三陵墓古墳の燈火会で使われるモノを借りて来られたそうです。
器に貼られた絵や願いは、もちろん地元で書かれているとの事。
この鉦を叩き
「田の虫送りや~、茄子もカボチャも やきやきや~♪」と歌うのだそうな。
それぞれのお家で用意された松明が、どんどん集まってきます。
松明の形はそれぞれのようで、みなさんいろいろ工夫されているのでしょうか。
この札は7本あり、地域の境界に立てられるのだそうです。
松明を持って歩かれるのは、2方向になります。
だんだん暗くなってくると、いよいよ点火です。
松明に火が点くと、順番に出発です。
瓶に入った灯りの向こうには、陶器の器が並べられていて
その器は、近くの方が作られたものだそうです。
虫送りが終わった松明は、広場のようなところへ積んでいかれました。
もう一カ所の方は行けなかったのが、このようにされているのでしょうね。
お寺の方へ戻ってきたときには、空はもう真っ暗。
今回初めて訪れたのですが
区長さんをはじめ、多くの方が親切に声をかけてくださいました。
近くのお宮さんでは、茅の輪くぐりが行われることや
こちらのお寺の行事のコトなども聞かせて下さいました。
(この場をおかりして、ありがとうございました。)
また訪れたいなと思う場所がひとつ増えました♪