筆まつり
毎年行われている『筆まつり』。
県内の筆屋さんや墨屋さんなどの実演や販売があったり
書の先生による大字書があったり、筆供養があったり。
かなり格安で売られている筆にも興味があり
この筆まつりにはできるだけ行きたいなと
今年も行ってきました。
(2014.03.23)
天満宮に到着すると
筆作りの実演コーナーに知っている方が居られました。
その職人さんは
なら工藝館で行われる『奈良筆作り体験教室』で
何度か筆作りの実演を見せていただいたり
説明をして下さったりで、顔を覚えて下さっているのです。
そして、その職人さんは、
お米に書けるぐらいの細い筆を作るところを見せて下さいました。
完成したモノは
スゴく細い穂先なのに、しっかりとコシがあり
水をつけて書かせていただいたのですが
細い線がしっかりと書ける、どこまでも同じ太さで書ける
いったいどうやったらこんな筆が?!というモノでした。
奈良筆独特の、練り混ぜの技術も毎回スゴいと思うのですが
いわゆる細筆よりももっともっと細い筆を作る技術もスゴいです。
その後、販売ブースを見て回り
墨作りの実演コーナーを見に行きました。
そこで
墨の香りに「しょうのう」を使うのだと教えていただきました。
その影響で、墨を使って書いたモノや筆は
虫に食われにくいのだそうです。
続いて、好きな文字を書かせて下さるコーナーへ!
前回は、たしか「笑」を書いたような気がします。
そして今年は、「輝」!!
今年は、私も輝ける年になりますようにっ♪
そうこうしているうちに、筆供養の時間になりました。
筆供養では
この日書かせて下さった書を供養して下さったり
役割を果たした筆を供養して下さったり。
それを筆塚の前で行われるのです。
昨年買った筆や、筆まつりで交換してもらった筆など
家にあるのにまだ使っていない筆がいくつかあります。
今年は、ちょっとでも筆を持つ機会を増やしたいな!
と思います。